アメリカ車を代表するハイパフォーマンス・ブランド
ダッジといえばパワフルで力強いデザインに、高性能エンジンを搭載したピックアップトラック・SUVをリリースーといったイメージが強いのではないでしょうか。実際それらハイパフォーマンス&ヘビーディティーモデルが、ダッジにおける販売の8割ほどを占めています。
ダッジブランドの成り立ち
1914年。ダッジブラザース・バイシクル社というダッジ兄弟が設立した会社が前身となり、設立当初はフォードとの関係は深かったものの、1928年にクライスラーの傘下となりました。1990年代バイパーやネオンなどの日本に導入された車種は、いずれもスタートはダッジブランドでしたが、日本国内ではクライスラーブランドとして販売されていました。その後、2006年に欧州や豪州で約30年ぶりとなる販売を再開し、日本にも2007年に導入されるなど、ワールドワイドな展開を図っています。
ダッジの代表的な車種
ダッジ・チャレンジャー
2006年にコンセプトモデルを発表し、2008年に販売が開始された4代目となるダッチチャレンジャーは、2代目のデザインを基盤に再現したもので、多くのアメ車ファンの注目を集めました。
プラットフォームは、ダッジチャージャー、クライスラー300C、ダッジマグナムと共通で、当時のクライスラーは、メルセデスベンツの販売をするダイムラークライスラーだったという要因もあり、ダッジチャレンジャーにおいてはメルセデスベンツW211 Eクラスの5リンクリアサスペンション・メルセデスベンツSクラスのフロントサスペンション。
さらにはメルセデスベンツに搭載されていた、5G-Tronic トランスミッションまで搭載していました。
アメ車であるにも関わらず、ドイツメーカーの洗練された技術がふんだんに盛り込まれている今までにない車です。
2017年の新モデル「GT Coupe」には、ダッジチャレンジャー初となる駆動方式の4WDとなっています。
ニュルブルクリンクサーキット7分50秒の実力のあるヘルキャット
2015年に販売を開始したハイパフォーマンスモデルのSRT392、SRT Hellcat( ヘルキャット)。
SRTヘルキャットは、最高出力 707馬力発揮、最高速 202マイル(時速325.087キロ)の圧倒的なパワーと他を寄せ付けないスピードから、フェラーリ、ポルシェと肩を並べる高性能のスポーツカーとしての地位を確立させました。
ニュルブルクリンクサーキットにおいて、ラップタイム7分50秒という記録を残していますが、これはR34スカイラインGT-R、ポルシェ911GT3と互角のスピードです。
ダッジ・チャージャー
クライスラーが運営する自動車ブランド『ダッジ』のスポーツカーといえば、やはりバイパーやチャレンジャーですが、4ドアスポーツセダンであるチャージャーも魅惑的なスポーツカーです。
最近では2017年、歴代のダッジチャージャー伝説のモデル『チャージャーデイトナ』が、最新モデルとして新たに加わりました。